ギブミーお出汁
出張や旅行で家を離れると、
疲れてくる夕方には、あるものが異常に食べたくなっていました。
それは…
『汁気のある料理』
ラーメン、うどん、温かいお蕎麦、スープパスタ、フォー
定食屋のお味噌汁、お吸い物、テールスープ、あら汁、茶碗蒸し…
とにかく汁!汁気が欲しくてたまらなくなり、
普段はそれほど食べないのに、ラーメンやうどん、肉吸いのお店に駆け込んでいました。
時間がなければ駅のホームの立ち食いそばもね!
なので一時期は、
「出汁パックを持ち歩いて、飲みたくなったらお湯に溶かして飲もうかな」
と思っていたほどでした。
外出していて乾燥するから?
出先だとパンやお弁当とかの乾いた食事が増えるから?
…といろいろ考えていたのですが、
今年、初めてボーンブロススープを作って飲んだ時に気付きました。
「あ!これ…この充足感!
スープの中の栄養を求めていたんだ!」
ということを。
ボーンブロススープは、
文字通り、『骨を煮込んだだし汁』。
![](https://plus-minus.casa/wp-content/uploads/2020/10/beef-1956038_640-300x169.jpg)
肉でも魚でも、その骨をとにかく煮込むだけでできるそのスープには、
肌を強くし、炎症に効き、腸を癒す働きのある
ゼラチンの他に、
ビタミン、ミネラル(リン、マグネシウム、ヨウ素(魚のボーンブロス))
脂質にアルキルグリセロース、
グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸
グリシン、プロリン、アルギニン、グルタミンなどの重要なアミノ酸、
…とまあ、栄養素がぎっしりたっぷりなのです。
消耗して疲れ切った体が、足りない栄養を欲した結果、
「ラーメン食べたい!」「おうどん食べたい!」
に繋がっていたのかも、と。
実際に作るとわかるのですが、
骨付き肉と香味野菜を煮込んで作るボーンブロスは、
ラーメンのスープの作り方と、調味料の有無以外はほぼ同じです。
魚のあら汁は言わずもがなだし、
鰹節やいりこを使った出汁であれば、お味噌汁やおうどんだってボーンブロス。
参鶏湯も最高!
![](https://plus-minus.casa/wp-content/uploads/2020/10/chicken-soup-1346310_640-300x225.jpg)
(コンソメやポタージュも好きなのですが、
自分的には「次点」と思っていて、それは骨じゃなくて野菜の出汁だったからなのかも)
もしも私のように
「疲れると無性にラーメンやそば、うどんが食べたくなる」
「1日外に出ていると、とにかく喉が乾いて仕方がなくなるのに、
お茶やジュースでは満たされない」
「美味しいお味噌汁を飲むと、ああああああああ!って脱力する」
というようなことがある人は、
『消耗して栄養を欲しているのかも?』と仮説を立てて、
美味しいお出汁を使った料理を食べてみるといいですよー。